20周年記念「建築Gメンからのメッセージ」
2020年5月
理事長 大川照夫
私たちの建築Gメンの会は、2000年(平成12年)3月の設立総会を経て活動を開始し、今日に至っています。
建築Gメンの会は、わが国から欠陥建築をなくし、欠陥建築で悩む人を救うことを目的として掲げ、講演会や相談会を開催して、いかにして欠陥のない安心して暮らせる家を確保すべきかを消費者に伝え、又、消費者の求めに応じ、家づくりの相談に乗り、確実な施工ができるよう検査(第三者検査)をし、すでに完成した建物の問題点(欠陥)を調べ、問題の本質を明らかにした上で対処法について提言をするといった活動を続けてきています。
もうじき、活動を始めて20年目を迎えることになりますが、これまでの活動を集約して、欠陥住宅を手にしないためにどうすべきか、建築Gメンからメッセージを発信しようということになりました。
これから新しく家を造ろう、手に入れようとする方々、リフォームを検討している方々、建物に不具合を抱えてしまっている方々、様々な状況の下で、このメッセージがお役にたてばと願う次第です。
建築Gメンからのメッセージは、次のファイル(カギカッコ内)をクリックしてお読みください。
このメッセージ集には、次の事項が載っています。
目次
Ⅰ.家づくりの基礎知識
1.建築基準法を順守することの意味
2.家の造られる順序
3.建物の構法と種類
4.木造在来軸組み工法
5.木造枠組み壁工法=2×4(ツーバイフォー)工法
6.地震と住まい・・既存建物の診断と補強
Ⅱ.家造りの基礎知識‐応用編「欠陥やトラブルを生まないための要点」
イ.家造りの役割分担
ロ.家造り計画、設計の留意点
ハ.契約の重要性、契約の内容を明確にしておくことの重要性
二.業者選定の留意点
ホ.第三者検査の有効性
Ⅲ.リフォーム工事の留意点
1.悪質リフォームに遭わないために
2.悪質リフォームとはどのようなものか
資料・建設業法における、建築工事の請負契約規定
Ⅳ.中古住宅購入の注意点
Ⅴ.欠陥住宅を手にしてしまったら・・・交渉は書面をもって
Ⅵ.マンション総合診断のすすめ
イ.マンション診断の実務
ロ.建物劣化と保全
ハ.長期修繕計画と修繕積立金
二.劣化現象の事例
※逐次メッセージを追加補充していく予定でいます。ご期待ください。